CB750Fは『“不沈艦”の異名で語り継がれる、70年代最強の耐久レーサーRCB1000のイメージをダイレクトに受け継ぐ、サーキット最速・最軽量のスーパースポーツ』というコンセプトをもとに、CB900Fと同時に開発されました。RCB1000とはホンダが耐久レースに本格参戦するために開発されたレース専用車です。初挑戦のヨーロッパ耐久選手権の開幕戦でいきなり優勝し、8戦7勝でメーカーズ・ライダーズチャンピオンという偉業を成し遂げた伝説のマシン。あの流れるようなストリームラインは、まさにRCBを彷彿させるものです。レース車両と市販車をここまで強く関連づけたバイクは、このCB750Fがはじめてだったそうです。そして、シャープなタンクのラインが、美しい空冷エンジンをより引き立たせていますね。
CB750Fのエンジンは基本的にはCB750Kと同じですが、よりスポーティな出力特性とするためにカムシャフトを変更し、吸排気系はCB900Fをそのまま流用して、900Fと同様のシャープな吹け上がり感や、スポーツバイクにふさわしいスロットルレスポンスを実現しています。また、足まわりもCB900Fと同じものを使うことでレベルの高いスポーツ車に仕上がってるのです。